幼少期に抱いていた『家族仲を保つ』という思いは使命だった?報われた瞬間は今でも忘れない

こんばんは、ぴのりです✨

皆さんは子供の頃になんとなく無意識に心の底に抱いていた感覚ってありませんでしたか?

私はあります。

それは『家族の仲を保つこと』でした。

イライラしていたり険悪な空気を発している家族がいたらバランスを保とうと、いつも意識して過ごしていました。

今回はそんな私が最近気づいたことを皆様にもシェアしようと思います☺️

 

ぴのり

この記事は、ほぼ霊感ゼロだけど幼少期からスピリチュアルが大好きで、魂、潜在意識、ご眷属けんぞくなどの色んな知識を得てきた、私ぴのりがお送りします。

 

無意識に小学生の頃から家族の絆を繋ぎ止めようとしていた

両親の険悪な雰囲気を察知する小学生のぴのり

いわゆる冷戦状態で、二人が仲良く話している場面は一度も見たことがありませんでした。

ぴのり

(お父さんとお母さん、今日も一言も話さないな…)

もちろん、子供の私たちには普通に話したり接してくれます。

しかし、父と母が二人で会話している場面を見ることは人生で数えるほどしかないくらいとても少なかったのです。

話していたことといえば、文句を言うか激しい口喧嘩しかありませんでした。

 

そんな冷めた環境で育ったのになぜか私は

ぴのり

違う!二人は仲が悪いんじゃない!
本当は好きだけど素直に表現できなくて上手くいっていないだけだ

と思い込んでいました。

そう思ったきっかけはお正月の親戚の集まりで、父が従兄弟のお母さんと明るく会話していたのを、遠くで見ていた母が愚痴っていたからでした。

母は嫉妬のような感情を抱いて父に怒りをぶつけているのではないか?と子供ながらに感じたのです。

それを姉にいうと「それはないよ😅」と言われるのですが、私は20年以上経った今でもそう思うのです。

ぴのり

お母さんは自分でも気づいていないかもしれないけど、お父さんに対して情が残っている。

でもお父さんがそれに応えてくれないから悲しくて悔しくて怒ることで発散して諦めているんだ

フルタイムで私たち子供を育ててきた母は、何も手伝ってくれない父に対して相当なストレスを抱えていたのです。

 

そんな中、私はとある計画(?)を秘めていました…

謎の使命感を持って、夏は家族旅行に必ず行くと決めていたぴのり

小学生の時から、毎年夏休みに家族旅行に行くことが恒例となっていましたが、いつの間にか私の中で『家族の絆を守る行事』となっていたのです。

ぴのり

旅行に行けば家族仲が保たれる!
少なくともこれ以上悪くはならないよね!

そう思っていました。

 

年齢が上がるにつれ、母や姉も旅行に参加するのが億劫になって不参加の年もちらほらありましたが、私が20代前半になるまで家族旅行は続いたのです✨

途中、飼っていた愛犬が亡くなり東日本大震災が重なった年は、姉が塞ぎ込む時期がありました。

それでも使命感に燃える私は、姉がお風呂に入ってる時に浴室ドア越しに「旅行行こうよ」と誘うほど必死に全員で旅行に行くことにこだわっていました😅

今考えるとだいぶ迷惑ですね。笑

 

『家族の仲を保つ』という使命感が、あるとき一瞬にして昇華された

今でも鮮明に覚えている場面があります。

それは私が20代前半で、いつも通り夏の旅行に家族全員で行った時の出来事です。

 

綺麗な中庭もある素敵なホテルに着き、みんなで夕食を摂りました。

その日はなぜだか覚えていませんが、珍しく父と母が隣同士で席に着き、それぞれ好きなドリンクを注文しました。

そしていつもはしないのに、その日は素敵なホテルの雰囲気に包まれていたからか、みんなで乾杯をしたのです。

長年冷戦状態だった両親がホテルと私たちの雰囲気に流されて乾杯した

まさかの光景に一瞬時が止まったような感覚がしました。

そして、

ぴのり

あぁ、もういいや…

と思ったのです。

ずっと仲が悪かった二人が些細なきっかけで乾杯を交わした、ただそれだけで私の長年の思いが綺麗さっぱり天に昇っていきました。

本当に小さな出来事なのに、なぜかそれまで頑張ってきた努力が報われて浄化されたような気がしたのです✨

ぴのり

そっか、私はこの瞬間を見るためにずっと頑張ってきたんだ

なぜかそんな気がしました。

 

そこからは全員そろって家族旅行!という情熱はスッキリ消えました。

翌年からは行きたい人だけで旅行すればいいという感じで、無理に全員を誘うことはしなくなったのです。

 

今思えば、私は生まれてくる前から家族の仲(特に父と母)を保つという使命を担ってきたのではないかな?と思います。

こんなに長い間、ずっと抱いていた感覚があるとき一瞬にしてなくなるという感覚は初めてだったからです。

そして、親を幸せにするという使命を持って生まれてくるお子さんは少なくないというお話を最近聞いたのも一つの理由です。

 

その後も父と母の夫婦仲が改善することはなく、時には私が間に入って家の問題を取り持つこともありました。

しかし、どんなに辛くても悲しくても母は最期まで私たちのことを思って離婚せずに耐えてくれたのです。

母が急逝した後に母の日記やメールの下書きを読んだことがあります。

私が想像するよりもはるかにたくさんの怒りと孤独を抱きながら、家族の人生を思って色んなことを考えてくれていました。

お母さん、本当にありがとう。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。

今の時代、親子関係に悩む方はとても多いと思います。

しかし、実はその悩みの中には表面からは想像もつかない深い理由が隠されているかもしれませんよ。

皆様の参考になることを心より祈っています☺️✨

 

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