【12歳老犬の前庭疾患②】二次診療?無麻酔CT?初めてのことだらけで翻弄された

こんばんは、ぴのり(@pinori08)です✨

皆さまの中で、

お悩みネコ

  • 犬の前庭疾患について詳しい体験談が知りたい!

という方はいませんか?

 

本記事では、12歳11ヶ月で虹の橋をわたったシー・ズーの老犬『ぱっちゃん』の前庭疾患について、3ヶ所の病院をまわって色んな獣医の診断を聞いた体験談を詳しくお伝えしていきます。

⬇️前回の記事はこちらです。犬の前庭疾患について症状などもまとめているのでどうぞ。

犬の前庭疾患、末梢前庭と中枢前庭の違い【12歳老犬の前庭疾患①】ふらついて転倒し立てなくなったのは前兆だった?

 

老犬ぱっちゃん闘病記録の全体の概要
  • めまいのようにふらついて倒れる謎の症状が続くも原因がハッキリせず、複数の先生の間で診断が分かれて混乱した
  • 脳のMRIを撮るには全身麻酔が必要で受けるか悩んだ
  • 激しい発作のようなてんかんのような症状が始まり、24時間警戒しながら介護した

 

ぴのり
ぴのり
この記事は前庭疾患の前兆のようなものが始まってから、わずか1ヶ月の短くも壮絶な闘病記録(2記事目)です

家族とともに、本当に精一杯ぱっちゃんのために行動しました。

この記事がいつかどこかで、大好きな愛犬を想う飼い主さんに届くことを家族ともども願っています。

 

【知らなかった】犬のMRIもCTも基本的に全身麻酔

犬のMRIやCTは基本的に全身麻酔で行うので怖がるきゅか

詳しい通院記録の前に、まずは犬のMRIとCTについてとても大切なところをお伝えします。

なぜ犬はMRIとCTで麻酔が必要なの?

麻酔の必要性

MRI検査やCT検査は動きには非常に敏感で、検査中ちょっとでも動いてしまうと、画像がブレてしまいます。 どんなに聞き分けが良く、おとなしい子でも、じっとして動かないでいることはできません。 しかも検査中は、機器の寝台(動物を寝かせる部分)が前後に動きますし、MRI検査では大きな音も鳴ります。 そのため、正確な検査を行うためには全身麻酔が必要です。

引用元:動物検診センター キャミック

上記のように、MRIやCTは少しでも動いてしまうと正確な画像が撮れないため、基本的にどの動物病院でも全身麻酔が必要となっています。

(ただし、下記で伝えますが無麻酔でCTが撮れる病院はあります…!

 

犬のMRIとCTの違いとは?

何を使用するの? 何を調べるの? メリット デメリット
MRI 磁石、電波 脳や脊髄などの中枢神経系の異常 解像度が高く、CT以上に診断価値の

ある画像が撮れる

被曝の心配なし

基本的に全身麻酔が必要
CT X線 骨格、臓器系の異常 無麻酔で撮影できる病院も一部ある 基本的に全身麻酔が必要、被爆

→横へスライドすると全体が見れます。

 

ぴのり
ぴのり
紹介された動物病院では中枢前庭かどうか調べるためにMRIをすすめられるだろうけど、肝臓と腎臓が悪い推定12歳の老犬ぱっちゃんが全身麻酔に耐えられるのかな?💦

(※腎臓は麻酔を解毒する機能があります。

腎臓が悪いぱっちゃんの場合は麻酔後に急性腎不全を起こす可能性があると言われました…。)

 

私たちは

  • 『症状が進む前に早急に、全身麻酔というリスクをとってMRIで脳を調べるべきか?』
  • 『とにかく安全第一で他の治療法や無麻酔のCTを撮れる病院へ行くべきか?』

2つの選択肢の間で揺れていました…。

 

無麻酔でCTを撮れる病院もある【ただし落とし穴あり】

無麻酔でCTを撮るとは?【犬の場合】

キャミックでの無麻酔CT時の犬の固定

無麻酔でのCT検査も可能です

動物の症状や性格・撮影部位によってはお受けできない場合がございます。
ご希望の方は、主治医さまにご相談下さい。
(検査を受けられる施設は、ひがし東京に限られます。)

引用元:動物検診センター キャミック

上記の動物病院では、写真のようにかなりしっかり犬の全身を固定しています。

無麻酔で犬のCTを撮るには人間の保定ではなく、物でしっかりと固定するのですね。

(CTはX線を使用するため被曝する可能性があるので人間による保定ができないそうです。)

 

【落とし穴】無麻酔CT可能と掲載された某動物病院に行ったが撮影してもらえなかった

姉のきゅかが無麻酔で犬のCT撮影ができるところを調べると、2つの動物病院が見つかりました。

一つ目の病院は実際に行きましたが、結局撮影してもらえず…

(撮影してもらえなかった詳しい経緯は下記に載せます。)

もう一つの病院はぱっちゃんが亡くなってしまったので行けませんでした…。

 

きゅか
きゅか
あっちの先生にはMRI撮れなくてもCTだけでも撮れるといいねって言われたのに、こっちの先生にはCTだけ撮れても意味ない(MRIが撮れないとわからない)って言われて…
どうしたらよかったの!?

今回はどうしてもMRIやCTの撮影が必要だったので設備が整った病院を色々と巡ったのですが、先生が違うのでさまざまな意見に翻弄ほんろうされてしまいました。

 

【教訓】

犬の無麻酔CTが撮れるとホームページに掲載されてる動物病院でも、

  • しっかりとした固定を施されない動物病院→ブレるからCT撮っても意味ないと言われるかも
  • しっかりと固定してくれる動物病院→ブレないからCT撮ってくれたかも

この2種類があるのかもしれません。(経験による推測なので参考までにして下さい💦)

 

少なくとも無麻酔CTの方法を上記のように写真付きで詳しく掲載している動物病院へ行くか、無麻酔CTが撮れる複数の病院に詳しく電話で問い合わせてから一つにしぼることをおすすめします。

 

【ぱっちゃんのために何かできるなら…!】2つの動物病院へ通院

前回、かかりつけの動物病院で脳神経科のある動物病院を紹介されました。

結果私たちは『紹介された動物病院』と、もう一つ『麻酔なしのCTが撮れる動物病院』の2ヶ所へ行くことになります。

【紹介された動物病院】日本動物高度医療センターで神経学的検査など色んな検査を受ける

紹介された日本動物高度医療センターへ通院した老犬ぱっちゃん

〜この時のぱっちゃんの様子〜

  • 薬が効いてきたのか咳とえずきは少し減ったが、嘔吐はあった(白っぽい液体)
  • 食欲はあるが若干元気がない(薬の副作用?)

日本動物高度医療センターは自転車で行ける距離でしたが、少しでもぱっちゃんの負担を減らしたかったのでタクシーで行きました。

きゅか
きゅか
先生にうまく伝えられるかな…💦

姉のきゅかは今までのぱっちゃんの症状や自分達の意思をうまく伝えられるかという不安と緊張でいっぱいでした。

自分の対応次第で愛するぱっちゃんの今後を左右すると思うと飼い主のストレスは計り知れませんよね…。

 

先生Cにはこれまでの症状やぱっちゃんがふらついて倒れたり伏せの状態から立てなくなった動画を見せて細かく説明しました。

先生C

立てなくなった時や嘔吐した時に、呼吸が弱くなったり意識レベルが下がったりはしませんでしたか?
きゅか
きゅか
呼吸は弱くなってないと思います
意識レベルが下がることは無かったです

脳幹に異常がある場合は、呼吸が弱くなったり意識レベルが下がることがあるそうです。

 

〜行った検査〜

  • 血液検査
  • レントゲン撮影
  • 神経医学的検査(観察、姿勢反応、脳神経を見る検査)

 

〜検査結果と先生の診断結果〜

  • 膵炎を疑ったが数値に異常なし
  • BUNとリンの数値が上がっており腎不全に向かっているので注意
  • ALPが上がっているが他の関連数値が上がっていないためあまり気にしなくて大丈夫
  • 頭蓋骨のレントゲンでは脳に何かある可能性は低い
  • 右耳の中耳から内耳が汚く写っているため中内耳炎の可能性あり
  • 三半規管に何か異常があってふらついてる可能性あり
  • てんかんは幼い頃に発症する場合がほとんどなので可能性は低い
  • 後ろ足だけ少し麻痺がある(病的ではない)

 

➡️耳の炎症を抑える抗生剤の投薬治療を2ヶ月継続することになった

簡単にまとめると、先生Cの診断結果は『末梢性前庭障害(末梢前庭)の可能性が高いが、中枢性前庭障害(中枢前庭)の可能性も否定できない。今後の症状に注意』とのことでした。

 

先生C

レントゲンでは脳に何かある可能性は低いですが、中の細かい神経は見れないので元気なうちにMRIを撮ることをお勧めします。
きゅか
きゅか
でも…その…
この子は肝臓も腎臓も悪く、年齢も推定なので本当に12歳なのかわかりません
全身麻酔のMRIはちょっと怖いです…

先生C

確かに腎臓が悪いぱっちゃんくんは全身麻酔後に急性腎不全を起こす可能性があって怖いかなぁ…

ただ状態が悪くなってからでは遅いので、どうしても中枢前庭か鑑別したいなら今の一番元気なうちにMRIを撮ることが望ましいですよ

先生は私たちが心配する気持ちとは裏腹に軽くMRIを進めてきましたが、やっぱり麻酔リスクが怖いのでMRIは断りました。

 

きゅか
きゅか
えーと…
次はいつこちらに通院すればいいのでしょうか?

先生C

特に何もなければ通院されなくて大丈夫ですよ
お薬もかかりつけの方の病院で処方してもらうように伝えておきますね

ここで初めて、私たちは普通の動物病院と全然違うことに気づきました!

ホームページには『かかりつけ動物病院の紹介のみの完全予約制、二次診療専門の動物病院』と記載されていただけで、しばらく通院して薬も処方されるだろうと思い込んでいたのです。

 

ぴのり
ぴのり
色々調べましたが、動物の二次診療は人間でいうと大学病院みたいなものらしく、今回のぱっちゃんは専門性の高い治療ではなく薬の処方だけで終わったので再通院はなかったのかな?と思います

かかった金額は¥57,959でした。

後日ペット保険請求すると保険会社にもよりますがぱっちゃんの場合は1万円だけ戻ってきました。

【2021年3月17日(水)の通院記録です。】

 

【自発的に行った】麻酔なしのCTが撮れる動物病院で「意味ない」と言われる

ホームページを見て無麻酔CTが撮れるといういう動物病院へ通院する老犬ぱっちゃん

〜この時のぱっちゃんの様子〜

  • 日本動物高度医療センターに行った翌日(3/18)からてんかんのように手足を伸ばして立てなくなったり、首を上に伸ばして大声で叫び出したり謎の発作のような症状が起こる
  • それ以外は普通に歩くし、食欲もある

謎の症状が出はじめて、すぐにかかりつけ医Aに相談すると

先生A

末梢性の前庭疾患、中枢性の前庭疾患どちらも可能性ありますね…

と言われ、藁をもすがる気持ちで無麻酔CTが撮れる別の動物病院へ行くことに決めました。

(今回はかかりつけ病院の紹介はないので、自分達で検査結果やお薬情報を持っていきました。)

 

・CT検査
CT検査でも一部の脳腫瘍を検出することが可能です。ただし、脳幹部や小脳といった部位の検出が難しく検出率はMRIには劣ります。
どうしても麻酔のリスクが高く、MRI撮影が困難な場合には無麻酔にてCTを行い、検出できる場合もあります。

引用元:エルムス動物医療センター

上記より、CTでも一部の脳腫瘍を検出できる場合もあるとわかっていたので無麻酔CTのある動物病院を受診しました。

 

そこの先生Dに今までの症状や受診した検査結果、『MRIは肝臓も腎臓も悪い老犬なのでできないから無麻酔CTを撮ってもらいたくて来た』という意志も伝えました。

しかし、

先生D

CTだけ撮っても脳は映らないから意味ありませんよ

と言われてしまいました…。

きゅか
きゅか
あの…ここ2日間でてんかんのような発作が頻発しているので、脳腫瘍を疑っているのですが…

獣医D

その可能性はあるけど、前の病院のレントゲンで内耳炎の所見が出てるので、まずはしっかり末梢性前庭疾患の治療を継続していって下さい

最終的に、ここでできることはありませんと言われたのでそのまま帰ってきました。

 

CTやMRIに詳しい家族がいうには、「CTは骨と少し脳が見えるけど、先生Dが脳は映らないって言ったのは無麻酔CTだとブレてキレイに映らないってことだったんじゃないかな」とのことです。

【教訓】

無麻酔CTが撮れる動物病院でも、ホームページでどんな固定方法をしているのか事前に調べたり、自分の愛犬の場合は撮ってくれるのか直接電話で問い合わせた方がいいです!

 

きゅか
きゅか
こうなるなら、検査だけしてくれるもう一つの無麻酔CTが撮れる動物病院へ行けばよかった…

もう一つの候補に上がっていた動物病院はホームページで無麻酔CTの固定方法を動画付きでかなり詳しく説明していたのですが、治療まではしてくれない検査するだけの機関だったので候補から外れてしまったのです…。

【2021年3月20(土)の通院記録です。】

 

【読者さんに伝えたい!】きゅかが混乱から学んだこと

important重要なことを教える章のアイキャッチ

かかりつけ以外の動物病院を検討している方へ

きゅか
きゅか
上記2つの動物病院に行った経験から、もし『かかりつけ以外のMRIやCTが撮れる別の動物病院に行こうと思っている』という方がいるのなら、先に知っておいてほしいことがあります!

かかりつけ以外のMRIやCTがある動物病院(脳神経科)に行くなら…

  1. まずは、犬が負担にならない程度の移動範囲にある病院を自分達で調べる
  2. 良いと思った病院をリストアップして「自分の愛犬の場合は検査してもらえるのか?」「無麻酔の場合はどんな固定方法なのか?」直接電話で問い合わせる
  3. かかりつけ医に相談、「紹介状を書いてもらえるのか?」「何度も通院することになるのか?」など質問しながら行く病院を最終決定する

私たちの場合は二次診療先を自分達で選ぶことができました。

(かかりつけ医にここに行ってくださいと指示されることはなかった。)

 

そして、実はかかりつけ医に紹介された日本動物高度医療センターは、紹介状を書いてもらえたことと

きゅか
きゅか
きっと何度も通院することになるだろうから、一番近いここにしよう!

という思い込みで選んだ病院でした。

しかし、結局検査して結果をかかりつけに送られるだけで再通院することは無かったのです。

きゅか
きゅか
再通院しないとわかっていたなら、最初から無麻酔CTが撮れる病院を検討していたのに…💦

きゅかはぱっちゃんが何度も通院する負担(思い込み)を考えて、一番近い動物病院へ先に行くことにしたのです。

※専門性の高い治療が必要な場合は入院することもありますが、アフターケアなどの薬の処方はかかりつけ病院に戻されるようです。

 

このような失敗をしないためにも、まずは自分で調べて直接問い合わせる!

そして最後はかかりつけ医に

きゅか
きゅか
・紹介状を書いてもらえますか?
・この病院は何度も通院することになるでしょうか?

と、質問しながらしぼると無駄がないと思います!

紹介状を書いてもらえなくても、今までの検査結果やお薬情報を持っていけば大丈夫な場合もありますよ🍀

 

一番愛犬のそばにいる自分の直感を信じて!

きゅかは医療関係に詳しい家族にも相談しながら、ぱっちゃんの病気を治す方法を模索していました。

きゅか
きゅか
だけどもし疑問に思うことがあるなら、自分を信じて行動してほしい!

 

医療に詳しい人にアドバイスをもらうのはいいのですが、もっと一番近くで愛犬を見ていた自分の感覚を信じて考えられたら良かった、とのことです。

 

次回はとうとうぱっちゃんが虹の橋をわたってしまうお話です。

実は亡くなった後に救われた出来事やぱっちゃんにとても感謝したことがあったのです…。

つづく

 

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